2020-03  SFYDD RC Underwater starship
Space Battleship YAMATO Final Edition
バンダイ1/500 宇宙戦艦ヤマト

1/500RC宇宙戦艦ヤマト
  このヤマトでSFYDD-YAMATOの7-8隻目となります。前作1/500は色々試行錯誤をしながら制作していて、大きな改修として,ニッケル水素バッテリーからリポバッテリーに変更したのが一番大きな改修でした。そして、今回は前回の反省を生かし、2番艦3番艦のFinal Editionとして細部のリファインを行ったモデルになりました。主な改良点はサーボの変更、サーボのリンケージの防水方法の変更、主砲回転軸の効率化などです。 どれも基本的には1番艦のままでも大きな問題は無いのですが、改良後の結果は1番艦より扱いやすくなったことです。
     
Final Editionとは文字通り最終版となります。そろそろ細かな作業が辛くなってきたのと、現状でこれ以上の進化は作り出せそうも無いので、この1/500のヤマトも制作は最後になると思っています。2019年の12月には基本的なところは出来上がっていました。公開も2020年1月にはする予定でしたが、ふと思い立って,二隻同時に作っていたので一月ほど遅れると考えていましたが、二隻同時というのは存外負担がかかると言うことを思い知ったのです。それでも2月中にはと思っていたところ、新型コロナウイルスの感染拡大が報じられ、仕事の方も対応やら何やらで途中中断となってしまいました。 結局予定より5ヶ月も遅れての完成報告となりました。制作期間が約3ヶ月、調整に3ヶ月と言う事で、今までより丁寧に仕上げています。


基本構造    
FEのメカ配列は1番艦とほぼ同じになっています。レイアウトなどの大きな変更はありません。大きな変更は船体のネジ止め方式で方法で、FEは艦首下部の一本のネジで留めるようにしてあります。2199の時のようにネジを一切外に出さないと言う方法も考えましたが、バッテリー交換の煩雑さや走行場所での作業でパーツ紛失を考えるとあまり複雑な方法を使うのは得策では無いと判断しています。  
艦首方向から、コントロールボックス1は波動砲回路と、受信機、アンプ、マグネットスイッチをアルミとアクリルのハイブリッドケースに収納、アルミ製水密バッテリーケースは船体中央部に配置。その後ろにノズル制御用のコントロールサーボケースと、その上に主砲旋回用のサーボ、そして改造灯油ポンプと3Dノズルという構成になっていて基本的は1番艦のレイアウトを踏襲しています。逆に言うと、各水密ボックスは浮力タンクとしても機能しているのでバランスを考えると他にやりようが無かったと言うことでもあります。ノズル制御はサーボボックスからのリンケージで制御しポンプの左右にリンクロッドを配置しています。細いステンレスバネ棒でのリンクなのでたわみが出てサーボの動きがダイレクトに伝わらないのですが、操縦性に大きく影響する物でもありません。
非接触電源スイッチ 走行用ノズル制御  
 
電源のON/OFF。
マグネットスイッチによる非接触型の電源スイッチ。
3Dノズルの制御。
潜水浮上、左右旋回を一つのノズルで行います。
 

 3Dノズル、ポンプキャップノズル、グリスタンク付きリンクロッドが1番艦との違いで主な改良点です。

コントロールボックス バッテリーボックス コントロールサーボボックス 改造ポンプ
コントロールボックスには,マグネットスイッチ、波動砲回路、受信機、スピードコントローラーとヤマトを動かす主要回路が搭載されています。メンテナンスハッチは受信機設定の変更を行うためのものです。固定はバネ棒を使いネジを使用していません。 アルミ板を使用したバッテリーボックス。リポバッテリーを搭載し空いたスペースは浮力材代わりの空気室になります。ネジナット2本で開け閉めするタイプでバッテリー交換も素早く行えます。 サーボからのリンクロッドはステンレスのパイプとバネ棒の組み合わせですが、グリスを塗るだけで防水効果が高いです。さらにグリス切れからの漏水を防ぐためにグリスタンクを追加してシリコングリスを充填しています。最近のSFYDDのリンケージの標準装備にしています。 ポンプは工進の旧タイプ灯油ポンプを使用。現行タイプはポンプの径が太くなり小型の船体には使いづらくなりましたので、ストックの旧タイプを使用しています。
       
3Dノズル 主砲リンケージ1番2番砲塔 主砲リンケージ3番砲塔 波動砲LED
新型のノズルはプロポセッティングで上下の動きを少なくして左右の動きを大きくしています。操縦すると旋回能力の方が重要であり、上下移動は緩やかな方が良いという経験則で、動く位置と範囲を決めました。これは2199版の方も基本的なセッティングは同じです。 主砲のリンケージは水密ボックスから伸びたロッドで行っています。一つのサーボで3つの主砲を同時に動かしています。そのために複雑なリンケージが必要になりました。 3番主砲のリンケージもグリスボックスを追加したので、U字型のトロンボーンタイプのリンケージを使用しています。 波動砲LEDは艦底側に配置。アルミパイプで光をつなげる方法で上部船体への配線を減らす方式です。
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